AI 社員は10人
社長はひとり、AI 社員は10人。1人会社で AI に担当を分けて頼むコツ
1人で会社を回していると、経理も営業も広報も、全部自分の仕事です。AI に担当を分けて頼むと、1人の会社でも10人の担当がいるように仕事が進みます。担当の分け方、担当ごとの前提の渡し方、決めるところを手放さないコツを紹介します。
- 担当を分けて、それぞれに名前と仕事を決める
- 担当ごとに、前提を1枚渡す
- 決めるのは社長。担当には「案を出す」までを頼む
1人で会社を回していると、経理も営業も広報も、全部自分の仕事です。AI に手伝ってもらっていても、1つの会話で何でも頼んでいると、請求書の話と新しい企画の話が混ざって、答えがぼやけてきます。
そこで、AI に「担当」を分けて頼みます。経理の担当、営業の担当、広報の担当……と分けていくと、社長はひとりでも、AI 社員が10人いる会社のように仕事が進みます。
AI 社員 といっても、AI を10個契約するわけではありません。1つの AI でも、担当ごとに会話や プロジェクト を分ければ、10人の担当になります。
コツ1担当を分けて、名前と仕事を決める
まずは、自分がふだんしている仕事を、担当に分けてみます。たとえば、こんな10人です。
最初から10人をそろえる必要はありません。よく頼む仕事から、3人くらいで始めると続けやすくなります。
担当には、名前と「何をする担当か」を1行で決めておきます。担当がはっきりしていると、頼むたびに説明し直さずに済みます。
コツ2担当ごとに、前提を1枚渡す
担当を分けたら、それぞれに前提を渡します。人の社員に仕事を任せるときに、会社のことや決まりを伝えるのと同じです。
経理の担当なら、たとえばこう頼みます。
あなたは私の会社の経理の担当です。
・会社:1人で運営している会社
・担当する仕事:毎月の請求書の下書きと、入出金のまとめ
・決まっていること:請求書は月末締め、翌月末払い
・やらないこと:振り込みや支払いの操作
分からないことは、推測で埋めずに私に聞いてください。
- 前提は、担当の会話やプロジェクトの最初に置いておく(前提を1枚にまとめる書き方)
- 「やらないこと」も書いておくと、担当の外の仕事に手を出しにくくなる
コツ3決めるのは社長。担当には「案を出す」までを頼む
AI 社員が何人いても、決めるのは社長です。担当には、下書きや案を出すところまでを頼みます。送る・払う・消すといった取り消しにくい操作は、自分で実行します(Human-in-the-loop)。
頼むときに、次の1行を足しておくと、選びやすい形で返ってきます。
最後に決めるのは私です。案は2つまでにして、それぞれに理由を1行つけてください。
- 選んだら、何をなぜ選んだかを1行で残しておく
- 次に同じ担当に頼むとき、前に選んだ理由から始められる
担当ごとの前提を、毎回貼り直すなら
担当が増えるほど、それぞれの前提や決めたことを、会話に貼り直す手間も増えていきます。
CLUBS なら、決めたことが仕事ごとに残ります。会話の終わりに「CLUBS にメモして」と頼むだけ。次は、どの担当の会話からでも、それを読んでもらってから始められます。Claude でも ChatGPT でも使えます。
1 メモして会話の終わりに「CLUBS にメモして」と頼むだけ。
2 決める届いたメモを見て、1ボタンで決めたことにする。
3 読んで次の日、別の AI でも「CLUBS を読んで」から。説明し直さずに済む。
4 判断を速く決めたことと根拠がそろうので、迷っていたことも早く決まる。




- 担当を分けて、名前と仕事を1行で決める(最初は3人から)
- 担当ごとに、前提を1枚渡す。「やらないこと」も書く
- 決めるのは社長。担当には案を出すまでを頼む
チームにする
1つの AI に、調べて・作って・見直すまでを全部頼むと、どこかが手薄になりがちです。役割を分けた AI のチームにすると、それぞれの仕事に集中してもらえます。役割の分け方、任せるときに渡すもの、まとめ役の置き方を紹介します。