ほんと?
AI が暴走するってほんと?
「AI が勝手なことをした」「暴走した」という話を聞くと、仕事で使うのが怖くなります。多くの場合、暴走に見えることには理由があります。暴走して見える3つの理由と、止める場所の決め方をまとめました。
- 「暴走」に見えることの多くは、頼み方・前提・任せた範囲のずれから起きる
- AI に意思があって逆らっているわけではない
- 止める場所を前もって決めておけば、怖さはぐっと減る
「AI に作業を頼んだら、頼んでいないファイルまで直された」「同じことを何度もくり返して止まらなかった」。こんな話を聞くと、AI が暴走したように感じます。
でも、AI が自分の意思で逆らっているわけではありません。暴走に見えることの多くは、次の3つのどれかから起きています。
1. 頼み方がずれていた
人なら空気を読んで「ここまででいいよね」と止まるところでも、AI は頼まれた言葉どおりに進めます。「きれいに整えて」と頼めば、整えてよいと思った範囲を全部直すこともあります。
- どこまでやるか(このファイルだけ・この章だけ)を言う
- 終わったら何を見せてほしいかを言う
2. 前提を取り違えていた
AI は、渡された情報の中で考えます。古い資料や、途中で変わった決めごとを知らないまま進めると、本人にとってはつじつまの合う行動でも、人から見ると「勝手なこと」になります。もっともらしい間違い(ハルシネーション)が混ざることもあります。
- いまの決めごとを、作業の前に渡す
- 分からないことがあれば先に聞いてもらう
3. 任せた範囲が広すぎた
メールを送れる、ファイルを消せる、支払いができる。AI に道具をつないで任せられることが増えるほど、ずれたときの結果も大きくなります(AI エージェント)。「暴走した」と感じる話の多くは、ここで大きくなっています。
- 仕事に要る権限だけを渡す(最小権限)
- 取り消せない操作の前で止めて、人が見る(Human-in-the-loop)
止める場所を、先に決めておく
ずれをゼロにはできません。だから、「どこで止まるか」を先に決めておくのが大事です。こうした決まりやしくみを ガードレール と呼びます。
止める場所を、ルールに書いておける
CLUBS では、「社外に送る前に、社内の確認を済ませる」のような決まりを ルール として残せます。止めるルールなら、条件がそろうまで AI が手を止めて、あなたに確認します。毎回言い直さなくても、同じ場所で止まります。
「暴走」が怖いときは、まず「どこで止まってほしいか」を1つ決めてみてください。
- 暴走に見えることの多くは、頼み方・前提・任せた範囲のずれ
- AI に意思があって逆らっているわけではない
- 送る・消す・払うの前で止めると決めておく
メールを送られる?
メールやカレンダーとつなげる AI が増えてきました。便利な反面、「勝手に送られたらどうしよう」と心配になります。AI がメールを送れるのはどんなときか、つなぐ前に見る権限の画面と、送る前の承認のしくみをまとめました。