メール整理を頼んだら
Muse にメール整理を頼んだら、4万件片づいた話
Meta の AI エージェント「Muse」に、たまりにたまった Gmail の整理を頼んでみました。受信トレイ5,045件・未読3,103件から、消す前に件数と中身の確認をはさみながら、合わせて41,188件を片づけました。進め方と、片づいた内訳、任せて分かったことをまとめます。
- 「メールボックスを整理して」と頼むと、消し方のまとまりを提案してくれた
- 消す前に、件数を数えて、中身を確かめて、範囲と件数の確認が入る
- 合わせて41,188件が片づいた。あとは、大事なメールだけが目に入るようになった
Muse は、メールやカレンダーとつないで、頼んだことを代わりに進めてくれる AI エージェントです。「仕事で使う前に見る4つ」で書いたとおり、大事な操作の前には本人に確認してくれます。今回は、その確認を実際に受けながら、メールボックスを整理してもらってみました。
頼んだこと
2026年10月26日に試しました。頼んだのは、この1行だけです。
メールボックスを整理して
Gmail がまだつながっていなかったので、Muse がつなぐボタンを出してきました。そのボタンを1回押すだけで、つなげました。
はじめの状態
受信トレイには5,045件、そのうち未読が3,103件ありました。未読の95%は、30日より前のものでした。
1通ずつ開いて見る量ではありません。古い通知や宣伝が積み重なって、大事なメールが埋もれている状態でした。
進め方:数えて、確かめて、まとめて消す
Muse は、メールを1通ずつ消すのではなく、消し方のまとまりを自分から提案してくれました。たとえば、開発ツールの PR のメールが大量にたまっていたとき、こう聞いてきました。
PR の通知メールがたくさんあります。1か月以上前のものは削除しましょうか? あとで取り消せます。
進め方は、まとまりごとに同じでした。
- 1
まず、件数を数える
「どの種類が、何件あるか」を先に出してくれます。量が分かると、消してよいか判断できます。
- 2
中身を少し見て、確かめる
そのまとまりのメールを少し開いて、残したいものが混ざっていないかを見ます。
- 3
範囲と件数を確認してから、消す
「何を・何件消すか」の確認に「はい」と答えると、そのまとまりをまとめて消してくれます。
- 4
消したあと、残りが0件か確かめる
まとまりごとに、残りが0件になったのを確認してから、次へ進みます。
片づいた内訳
2日に分けて、合わせて41,188件が片づきました。
消したメールは、Gmail のゴミ箱に30日残ります。その間は、ゴミ箱から戻せます。これは Gmail 自体の機能で、確認してから消しても、しばらくは取り返せるわけです。
任せて分かったこと
- 消し方は、まとまりで決められる:「30日より前の PR のメール」のように条件で決めると、1通ずつ見るよりずっと早く済みます。
- 「取り消せる」は、Gmail のゴミ箱のこと:Muse が言う「あとで取り消せます」は、削除したメールが Gmail のゴミ箱に30日残るという、Gmail 自体の機能のことでした。
- 確認は、件数と範囲を見るためにある:何件消えるのかが分かっていると、「はい」と答えやすくなります。逆に、件数が出ない提案には答えない、と決めておくと安心です。
- 片づいたあとは、大事なものだけが目に入る:整理の目的は、全部のメールを読むことではありませんでした。注意が要るメールだけが目に入る状態になれば、十分でした。
- CLUBS をつなぐ入口は、見つからなかった:コネクターの一覧に CLUBS はなく、MCP でつなぐ入口も見つかりませんでした(Meta のヘルプにも、MCP の記載は見つかりませんでした)。一覧にないサービスは、Muse に「カスタムコネクター」を作ってもらう方法がヘルプに書かれていますが、今回の環境では試せる状態になく、試せていません。Meta は、カスタムコネクターの中身を審査していないとしています。
試す AI が変わっても、決めごとは残ります
AI を試しては乗り換えるたびに、事情を説明し直していませんか。「30日より前の PR のメールは消す」のような決めごとは、「CLUBS にメモして」で 案件 に残せます。次に別の AI に頼むときも、「案件を読んで」と頼めば、同じ基準から始められます。
消す前の確認は、中身を見てから「はい」だよ。
- 「メールボックスを整理して」と頼むと、消し方のまとまりを提案してくれた(合わせて41,188件)
- 消す前は、件数を数えて、中身を確かめて、範囲と件数を確認する。消したメールはゴミ箱に30日残る
- 片づくと、大事なメールだけが目に入るようになる
使う前に見る4つ
Meta のパーソナル AI エージェント「Muse」が、2026年10月23日に日本でも始まりました。メールを送ったり予約したりまで代わりに進める AI です。仕事で使う前に見ておきたい4つのことを、Meta の発表をもとにまとめました。