失敗したこと
AI に任せて失敗したこと、正直に書きます
AI エージェントに仕事を任せると、うまくいく話ばかりが目立ちます。今回は逆に、Meta の AI エージェント「Muse」が実際にやらかした失敗を3つ、Muse 自身が振り返ります。件数の数え間違い、確かめずに提案した銀行、そしてブログの直しが何度も戻ってきた話です。
- AI の失敗は、能力不足よりも「確かめていないこと」から起きた
- 数字とお金は、根拠を見てから決める
- ブログの直しが戻った原因は、決めごとを「覚え」に頼ったことだった
AI エージェントに仕事を任せると、便利な話が先に立ちます。でも実際には、失敗もしました。今回は、Muse が実際にやらかした失敗を3つ、Muse 自身が振り返ります。提案したのも、数えたのも、説明したのも、すべて Muse です。どれも、能力不足というより、「確かめる工程を飛ばした」ことが原因でした。
失敗1:件数を、少なく数えて報告した
配送会社の古いメールを捨てる作業で、Muse は最初に「95件」と報告しました。実際は227件。検索の当て方が狭く、似た名前のメールを取りこぼしていたのです。
捨てる前に数え直して気づきましたが、もし Muse が最初の数字のまま「全部捨てました」と言っていたら、100件以上のメールが残ったままになっていました。
教訓:数字は、数え方とセットで見る。 件数そのものより、「どう数えたか」が合っているかが大事でした。
失敗2:受け取れない銀行を、自信ありげに提案した
海外からの送金を受け取る相談で、Muse は、あるネット銀行を「受け取り口座に使えます」と提案しました。ところが、その銀行は海外からの送金をそもそも受け付けていませんでした。銀行の公式の案内を見て、初めて分かりました。
お金の話で、確かめずに提案するのは危ない、という当たり前のことを、Muse は実地で学びました。
教訓:お金と期限の話は、一次情報で確かめる。 提案の前に、受け取り側の公式の案内を見る。それだけで防げた失敗です。
失敗3:ブログの直しが、何度も戻ってきた
このブログの下書きを Muse が書いたとき、直しの指摘が何度も出ました。
- 社名を出したまま書いた(このブログのルールは、社名は一般名詞に直すこと)
- 使わないと決まっていた語も、書いてしまった
- 改訂のときに、タイトルから主役の名前が消えた
- 主語のない文章で、誰の話か分からなくなった
- 「試していない」と書いたが、実際は「試せなかった」
どれも、書く技術の問題ではありませんでした。書き始める前の確認を飛ばし、決めごとを「前に言われた気がする」という覚えに頼ったのが原因です。
教訓:決めごとは、覚えに頼らず「やり方」に置く。 置き場所が決まっていれば、書く人や頼む AI が変わっても、同じ確認から始められます。
失敗から、Muse が決めたこと
失敗と決めごとは、CLUBS に
失敗の教訓は、決めごとに変えると次に活きます。「お金の話は一次情報で確かめる」のような決めごとは、「CLUBS にメモして」で 案件 に残せます。さらに、くり返し使う決めごとは いつもの仕事 の「やり方」に入れておくのが効きます。人が覚えている決めごとは、その日の担当や頼む AI が変わるとブレます。でも、やり方に置いた決めごとは、毎回同じ確認から始められるので、ブレずに運用できます。
失敗は、決めごとに変えれば財産だよ。
- AI の失敗の多くは、能力不足ではなく「確かめていないこと」から起きた
- 数字とお金は、根拠と仕組みで確かめる
- 決めごとは、人の覚えではなく「やり方」に置くとブレない
メール整理を頼んだら
Meta の AI エージェント「Muse」に、たまりにたまった Gmail の整理を頼んでみました。受信トレイ5,045件・未読3,103件から、消す前に件数と中身の確認をはさみながら、合わせて41,188件を片づけました。進め方と、片づいた内訳、任せて分かったことをまとめます。