見てもらう
1人でもできるレビュー。AI に3つの立場で見てもらう頼み方
企画書や提案書を1人で作ると、見落としに気づきにくいものです。AI に「3つの立場」でレビューを頼むと、自分では見えなかった穴が分かります。立場の選び方、頼み方の例、意見が分かれたときのまとめ方を紹介します。
- 立場は「決める人・使う人・作る人」から3つ選ぶ
- 立場ごとに「見てほしい点」を1行で渡す
- 意見が分かれたところだけを並べてもらい、自分で選ぶ
企画書や提案書を1人で作ると、見落としに気づきにくいものです。読み返しても、書いた本人の目で読んでしまうからです。かといって、毎回だれかに見てもらうのも難しい。
そんなときは、AI に「3つの立場」でレビューを頼みます。「いいところと直すところを教えて」とだけ頼むより、具体的で、自分では見えなかった指摘が返ってきます。
CLUBS をつくっている私たちも、企画を決める前に毎回使っているやり方です。1つの AI で、今日から試せます。
コツ1立場は「決める人・使う人・作る人」から3つ選ぶ
立場は、その文書を読んで何かを判断する人から選びます。迷ったら、「決める人・使う人・作る人」の3つから考えると選びやすくなります。
- 製品の企画(私たちの場合):事業開発(決める人)・サービスデザイン(使う人の目線)・プロダクト(作る人)
- 取引先への提案書:先方の担当者・決裁する人・実際に使う現場の人
- 研修の資料:受講する人・研修を頼んだ担当者・話す講師
- お知らせのメール:初めて読む人・前から知っている人・問い合わせを受ける人
3つにするのは、2つだと意見が割れたときに決め手がなく、4つ以上だと指摘が多すぎて読み切れないからです。
コツ2立場ごとに「見てほしい点」を1行で渡す
立場の名前だけを渡すと、どの立場からも似た指摘が返ってきがちです。立場ごとに、何を見てほしいかを1行添えます。
頼み方は、たとえばこうです。
この企画書を、次の3つの立場から見てください。
・事業開発:お金を払ってもらえるか、続けられるか
・サービスデザイン:初めての人が迷わずに使えるか
・プロダクト:作れる大きさか、何を削れるか
立場ごとに、気になる点を3つまで挙げてください。最後に、立場どうしで意見が分かれたところを並べてください。
- 「3つまで」と数を決めると、大事な指摘から順に出てくる
- 文書の前提(だれ向けか・いつまでに何を決めるか)も最初に書いておくと、的外れな指摘が減る
コツ3意見が分かれたところだけを並べてもらい、自分で選ぶ
3つの立場の指摘を全部直そうとすると、文書がまとまらなくなります。大事なのは、意見が分かれたところです。たとえば「機能を足したい」と「迷わせたくない」がぶつかるところは、まさに自分が決めるべき論点です。
分かれたところが分かったら、どちらを取るかを自分で選びます。選んだら、理由を1行で残しておきます。
- 例:「機能は1つに絞る。初めての人が迷わないことを優先する」
- 理由を残しておくと、次に同じ論点が出たときに迷わずに済む
選んだ理由を、次のレビューに持ち越すなら
会話を閉じると、選んだことも理由もそこで途切れます。
CLUBS なら、会話の終わりに「CLUBS にメモして」と頼むだけ。決めたことが仕事ごとに残ります。次のレビューは、それを読んでもらってから始めるので、前に選んだ理由を説明し直さずに済みます。Claude でも ChatGPT でも使えます。
1 メモして会話の終わりに「CLUBS にメモして」と頼むだけ。
2 決める届いたメモを見て、1ボタンで決めたことにする。
3 読んで次の日、別の AI でも「CLUBS を読んで」から。説明し直さずに済む。
4 判断を速く決めたことと根拠がそろうので、迷っていたことも早く決まる。




- 立場は「決める人・使う人・作る人」から3つ選ぶ
- 立場ごとに「見てほしい点」を1行で渡す
- 意見が分かれたところを自分で選び、理由を1行で残す